彼女と

正直な話。
一年近く前、ワールドの彼女の演技を、会心の、それでも表彰台に一歩届かなかったその演技を見たときに、他の多くの選手のように、彼女もまた、「十分な実力を持っているにもかかわらず、不運にも世界選手権の表彰台に上がることのできなかった選手」になるのかもしれないなと、ここが彼女の頂点になるのかもしれないなと、そう思った。
フィギュアスケートの観戦を、わたしは趣味にとどめておきたい。楽しい気持ちだけ貰いたい、悲しくなったり、怖くなったりを、あまりしたくない。気軽なファンでありたい。そんな思いからか、わたしは期待していなかった。大好きだからこそ、信じていなかった。
でも彼女は、わたしが思うよりもずっと、強い、そう、強かったのだ。
上手さで一番になれなくとも、ずっと崖っぷちで戦ってきた彼女は、他の誰にもない強さを持っている。

そのメダルは彼女の誇り、彼女の武器。
これから先を戦っていくために手に入れた、彼女の夢へとつづく武器。
だと、わたしは思っている。
銀メダル本当におめでとう、わたしはとっても嬉しいよ。

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コストナー優勝は最初から知ってたよ。今季獲らなきゃいつ獲るんだってね。ついにそのときが来たかーという感想。
日本勢の台乗りは7年連続。本当すごい。
シズニーはもう情報聞いただけで涙が出そうだった。
でもプロトコルを見て思ったのは、ジャンプ、抜けてないんだね。4回も転んだそのあとに、まだ抜けずに跳ぼうとすること、演技を続けられることに敬服する。
次の笑顔を楽しみに待ってる。どうか彼女の人生が薔薇色でありますように。
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男子はSPはカクカクでしたがFSはほぼ見ました。中国のストリーミングは男子予選から放送する熱の入りっぷりでした。
ミーシャすごい。そりゃファンも増えるわ。
羽生くんから流れが変わった、そう感じた。流れに乗る者、飲み込まれる者。ってかんじ。
結構いい演技できたひとが多かった印象で、本当によかった。SPは全体的に辛かったからね。
ロシアは犠牲になったのだ、っていうか、え、これどうすんの……。
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ペアSP結果見てあまりの超展開に思考が追いつかなかった。
FSは作業しながらリザルト実況だったのですが、最後結果出たとき思わず悲鳴出た。急いでストリーミング繋いで表彰式を見た。
もちろん、いつか必ず台に乗るだろうと思ってはいたけれど、まさか今年とは。
運も状況も、すべてが実力なのだと思う。スポーツとはそういうものだと思う。
彼女は宣言どおり、ペアの歴史を、現在進行形で刻んでいる。刻んでっていうか、もう一気に貫通したくらいの勢いだけど。
でもきっとここはまだ通過点。彼女たちの刻んでいく歴史の途中。
どこまでいくんだろう、楽しみだなあ。銅メダルおめでとう。

ブログを再開させたいとは常々思っていて、四大陸のときとかも記事書こうとしていて実際書きかけてもいたんですがね。
俺の嫁が複数人台乗りしたとあっては仕方ない、ってね。かなりざっくりではありますが、やっとまとまった記事を書くきっかけができました。
具体的な演技についての言及は、……する余裕あるかなあ。分からないです。

2月の中旬に復学してからは、それなりに忙しく、それなりに気の抜けた、それなりに学生らしい日々を送っています、一応、おそらくは。