えー、お久しぶりです。
2011モスクワワールド、もう大分時間が経っていますが自分勝手に振り返っていきます。
まずは男子。書きたい人だけ書いていきますが、何か気になるところがあったら追記していくかもしれません。
続きから参ります。すいませんいつにも増して長文乙です。削れませんでした……
2011モスクワワールド、もう大分時間が経っていますが自分勝手に振り返っていきます。
まずは男子。書きたい人だけ書いていきますが、何か気になるところがあったら追記していくかもしれません。
続きから参ります。すいませんいつにも増して長文乙です。削れませんでした……
ざっくり選手別、順不同です。
ワールドを見て浮かんだ色んな感情をむりやり、とにかくぎゅうぎゅうに圧縮して詰め込んであります。渾身の誰得文章。
サブタイトルをつけるなら、「右手と笑顔」。それってなぁに?
◆ケヴィン
よく出場してくれました。
結局、怪我の影響もあってかクワドは成功させられず。
本人もSPで4T回避していましたし、演技後の表情を見ると今回はもう仕方ないと思っていたのかもしれませんが、それでもフリーのキスクラでの無表情は痛々しかったです。
今回クワドを成功させた選手がたくさんいて、ミハルとナンデスくんが2種クワドを成功させて、なのに「K Quad」はクワドを跳べなかった。
でも、個人的には、それでケヴィンの存在価値が揺らぐような、そんなことはないと思うんです。
もちろん、自分に並ぶジャンプ構成の選手が出てきたことに対して、本人もプレッシャーを感じているかもしれないけど。
あの、なんて言えばいいかわからないんですが、勘違いだったら恥ずかしいんですが、今回フリーを見ていて、ジャンプ以外の一挙一動、たとえば腕の一振りとか、そういうのをすごく大切にしているなって、そんな印象を受けたんです。ジャンプの天才が、フィギュアはジャンプだけじゃないということを教えてくれた、そんな気がするんです。
ケヴィンは「ジャンプを跳ぶ人」ではなく、彼にしかない個性を持った一人のスケーターであり、そしてわたしの中で彼はいまだにクワドキングなのです。誰が何を跳ぼうと、それは揺るがないのです。
まず怪我を治して。
そして、素敵なプログラムを携えて。
また来季、ぎゅるぎゅる回って降りて「にぃーっ」て笑う彼が見たいです。
FSの演技後にガッツポーズする彼が、何かが「噛み合った」彼が、来季こそ見られる。来季こそ、世界は彼を無視できなくなる。そう信じながら、まだまだ応援していきます。カナダ選手権の後、「みえない星」という記事を書いたあのときから、わたしは星のみえる日がくるのを、ずっと待っているのです。
◆べるねる
今季の調子からしたら、この順位は残念なのかもしれませんが。
でも、クワド失敗しても大崩れせずに(?)そこそこまとめるベルネルが見られてよかったと各所で言われていましたね。そう考えると、割と前向きな終わり方と見ていいのでしょうか。
MJメドレーの最後、ChStのあとに「アーォ♪」のところで右手を突き出す動き、わたしはあの振りが大好きです。右手と笑顔。あの笑顔が見られると、なんだか嬉しくなるんです。ぱぁっと何かが吹っ切れるような、そんな笑顔だと思います。
今季のプログラムはどちらも彼をイケメンに見せてくれて大好きです。二度も見られて僥倖でした。中国杯での人気独占表彰式は忘れられませんw
彼ほどの能力の持ち主が表彰台に上がれないのはもったいないですよね。あのバンクーバーの後に「世界は今でもバラ色」と言っていたくらいですから、来季も前向きに頑張ってくれると信じています。来季の使用曲はもう発表されていたんでしたっけ。楽しみにしてます♪
◆アモくん
ユーロ王者として臨んだ今回のワールド、おそらく結果的にはかなりいい形で、なかなかの成績と強烈なインパクトとともに、その名を世界中に知らしめることに成功したのではないでしょうか。
いや、あのヴォーカル入り音源ねw
演技直後から世界中で議論が飛び交ってましたが、結局あれ、本人の意思ということでいいんですよね。日本へのプレゼントとか何とか言ってましたけど来年のフランス3枠が何よりのプレゼンt
うーん、でも、まあ減点も批判も覚悟だったのでしょうけど。実際に批判もあったのでしょうけど、それも分かりますけど、ごく個人的には、いいと思うんです。
確かに、結果的に減点されなかったとはいえ、フランスの3枠獲得も微妙なところでしたし、勝ちに行かない、ルールを破りに行くのは決して褒められることじゃないとは思います。
でも、彼はあえて、ルールを破りに行った。それはどういうことか。
アモくんは地震のあったとき、日本にいたんですよね。そしておそらく何かを感じて、その何かを、スケートの中で伝えたいと思った。
その結果が減点覚悟のヴォーカル入りならば、その意気や良しと、苦笑しつつ受け止めたいと思うんです。いや、いささか斜め上感は拭えませんが……w
きっと彼は本当に本当にエンターテイナー気質なのでしょうね。たくさんの選手がいる中、ひとりくらいそんなお茶目な選手がいてもいいじゃないかと、わたしは思います。実際いい演技したわけですしね。
よくモロゾフコーチが許したなというのも思ったんですが、コーチ的には……炎上マーケティングというと言い方が悪いですが、でもソチへ向けて、バンクーバー後の最初のシーズンに、まず世界に存在をアピールする、その一環という考えもあったのかもしれませんね。
ともかく、面白い演技をありがとう、熱いハートをありがとうと言いたいですね(´▽`*)
踊るのはいいけどもう少し滑れと言われていたこのプログラム、もうMJメドレーを滑るために生まれてきたのではないかと思うくらい彼にお似合いでしたが、きっとソチで上を目指すならば、この方向性一択じゃいけないはず。
新しい方向性のアモくんにも期待しています!
◆ジュベール
わたしがアモのヴォーカル音源よりも分からないこと、それはジュベールが何故SPにトリプルリップを入れたのかということ。しかも男は黙ってリカバリ無し。
結果的に表彰台記録は途切れてしまいましたが、でもわたしは少し思うのです。ジュベールは順位ではない何かを得ることができたのではないかと。
ユーロに続きワールドでも、FS「第九」の最後で、やりきった表情のジュベールが見られて、すごく嬉しかったです。ちょっと最後時間余ってグダグダでしたが(もうちょっと時間かけてスピン回ってくださっても宜しかったのですよ……)、それはご愛敬。
このプログラムも大好きになりました。「歓喜の歌」。2クワドは片方抜けて3Tになってしまったし、スピンも相変わらずジュベってしまったけれど、でもジュベールのあの満足げな笑顔には、成績以上の価値がある。
右手と笑顔。満ち足りた表情で終えた演技。
去年の世界選手権で見せた絶叫とは違った、やわらかい笑顔。
それは、またひとつ苦難を乗り越えたジュベールの、穏やかにすら見えるひとつの答えだったと思うのです。
「自分がまだ強いことを」、今回も見せてくれた勇者。まだまだ行けるでしょう。彼は終わコンなんかじゃ、ないでしょう。
これからも、また色々、つらいかもしれないけれど。
でも来年、ニースワールドの舞台で最高の笑顔が見られると、わたしは信じています。
信じているのだけれど……その衣装は何ですかジュベールさん。それ多分あなたの顔色を一番悪く見せる色だよ。なぁにこの繊細なレース使い。
◆瑞典勢
わしはこんなもの見とうなかった(´;ω;`)ブワッ
マヨくんもシュルタイスもなぜそうなってしまった……!!
マヨくんはまだ具体的にどうミスったか言及もできるけど(しかし予選ではあんなに良かったのに)、シュルタイスからはもうどこがミスとかじゃなく痛々しさしか感じなかった。生気を感じなかった。スピンとステップ全滅てあなた、ジュベってる場合じゃないっすよ。
ちょっと見ていられないくらいの痛々しさが今季のシュルタイスから漂っていたのが気になります。儚げなのは外見だけにしてくれ。
でも、シュルタイス公式のメッセージを読んで、短いメッセージだったけれど、本人は一応前を向いているのかなと思って少し安心しました。
彼がなりたいと思うスケーターに、引退までになれるか分からないけれど、この苦しかったであろうシーズンが、何かの糧になりますように。
◆経営者
良かったと思います。彼の細かい動きのかわいらしさが好きです^^*
多分、彼のやろうとしているものと、わたしが演技を見て受け取っているものは、同じとまではいかなくても、かなり近いと思うんですよね。伝わってる、と思うんです。それってすごいことだと思いませんか?
クワドもそこそこ決められて、最後……の演技としては、決して悪くなかったと思いました。ただ、FSは何であんなに音に遅れまくってたんでしょうね。流石にちょっとヒヤヒヤしました(決めポーズがちゃんと決まるか的な意味で)。
右手と笑顔。SPの最後、びしっと敬礼を決めて(何か保安官に見える。空港とかにいそう)、そんないい笑顔を残して、彼は去っていく。
引退選手については別で記事にする予定です。
◆ドーンブッシュくん
JGPFのとき「りっちゃん」って呼んでごめんなさいドーンブッシュ様。
世界ジュニアすら出たことのない19歳のシニアデビュー初戦としては、十分に鮮烈だったと思います。なんだいこの強心臓は!
目立ったミスはサルコウがダブったくらいですか。加点のガッツリ付く3A-3Tは本当に強みになりますねえ。
堂々の演技で、アメリカ勢3人の中で唯一TOP10入りを果たしました。いやいや。自力で来季GPS2枠ゲットしちゃってますよこの子!
あ、イケメンなのに顔芸を惜しまないあたりも個人的にグッドです。19歳にして安定感が半端じゃないです。さらに全米で跳ぶつもりだったというクワドを実戦投入できるようになったらと思うと……アメリカのワールド枠争いが今から心配です。そりゃリッポンも4Lz習得するしかないわ。
◆ロスマ
カメラワークぅぉぉ……!!!
もっとこう、彼の気障ったらしさを強調するカメラワークを頼む。
いや、こちらもかなりいい演技をしたのではないでしょうか。ドーンブッシュくんと比べてどうとかいう話ではなく、シニア一年目でワールド11位、十分健闘したんじゃないでしょうか。
と思って今プロトコル見たらCiSt1でズコーΣ(´゚ω゚`)興醒めー!興醒めー!
ま、もちろんアメリカは3枠を失ってしまって、来年以降自分の首を絞めてしまうことになったのかもしれませんが、でも全員がそれなりのベストを尽くせたとも思うので、結構嬉しかったです。
この路線いいと思うよロスマくん。来年もワールド出られるように頑張ってほしいです。あとクワド跳びたーいみたいな発言を目にした……気がするので、そちらも期待。アメリカ若手はアグレッシブですね。
ちなみに、わたしの知っている範囲で自分と一番生年月日が近いのが彼です。ほぼ同い年。大人っぽいね(婉曲表現)。
◆がっちゃん
以前わたしはガチくんのことを「ライオンの子」と形容しましたが、まさか半年もたたない内に、本当にライオンになるとは思ってもみませんでした。
初ワールドでドカンと銅メダリスト!!!! かーっこいい!
確かSPで4-3成功させたのPさんとガチくんだけじゃなかったっけ。わーすごい。何故そんな跳べる。何があった。コーチに吊り上げられた成果なのか。
地元開催の重圧に負けず、ロシアの枠も増やせて大満足ですね。
当たり前のことを言うようですが、今の段階のガチくんはベストじゃないと思うんです。日本勢のトラブルもありましたし、運がよかったという側面もあります。それに本人だってまだまだ若いですし、ここからもっと伸びると思うんです。それを思うとまたワクワクしますね。Pさんも油断してられませんよ!
演技の感想とか言いたいんですが、「音に遅れチャリーンなんとかしてくれ」とか「無表情で大口開けて演技するの何故」とか、そんなことしか浮かびません(ごめんなさい)。あの顔は「飄々とした変顔」と命名させていただきました。これを個性としてやっていってもいいと思うよ。口閉じてるとかっこいいのにね。
自分はプルシェンコのコピーではなくガチンスキーだと何かのインタビューで言っていたそうですが、来季また、プルシェンコとはちがったがっちゃんの飄々とした変顔が見られるのを楽しみにしています。
あと髪ストレート格好よすぎて超びっくりした。本当びっくりした。
◆高橋選手
やはり延期の影響もあってか、決してベストな状態ではなかったのだろうと思います。SPでも小さなミスをしていましたね。
FSは確か地上波で見ていて、何か異変があったことにはすぐ気付いたのですが、最初は怪我かと思いました。
でも、今までスケートを見ていて、靴のエッジを留めるビスの存在なんて考えたこともありませんでした。よりによってここで、というのは、誰もが思ったことかもしれませんが、本当に残念ですね。
急いで締めなおしたところで、もちろん万全の状態からは程遠く、転倒もしてしまいましたし、演技後に本人も落ち込んでいて痛々しかったです。
以前から引退をささやかれていた高橋選手、この結果を受けて初めて、未来を口にしましたね。
今の時点でもスケート選手の中ではわりと高齢な部類に入る高橋選手が、出られるか分からないけど、もっと悪くなってしまうかもしれないけど、きれいに終われないかもしれないけど、それでもソチを目指すと。
確かに、すごくかっこわるいですよね。
昨年のワールド優勝で引退していたら、多分すごくきれいでしたよね。それでもよかったはずですよね。
でも、かっこわるいのって、すごくカッコイイと思うんです。
形振り構わず、と言えばいいのでしょうか。かっこわるくても、それでもどうしても叶えたいものに向かって、がむしゃらにあがくこと。そういうのって、最高に人の心を打つかっこわるさだと思います。
今やフィギュア大国となった日本で、あと三年間、彼が戦っていくのは、おそらくかなり難しいことだと思いますし、成績や演技内容が今より悪くなることも、きっとあるでしょう。
でも、また来季も彼のスケートを見ることができる。彼の世界を見ることができる。それは単純に、とても嬉しいです。
膝の手術も無事終えたようですし、これからも頑張ってほしいですね。
そして何年後かわからないけれど、引退のときは、ぜひ笑顔で。
で、その髪型なんなの(o・ω・o)?
◆お前のノーカンを数えろ・コンテ篇
わたしがコンテのコンボ違反に気付いたのはコンテのFSを中国杯で見ていたからで、確か4分を過ぎてからの終盤に、単独トリプルと3-3の2つのジャンプが入っていた記憶があって、それで珍しい構成だなーと思って印象に残っていたのですが、その2つのジャンプが両方ともコンボであれ?と。
とたんにツイッターがざわざわしはじめました。
プロトコルに燦然と輝く3T*-2Lo*(´゚ω゚`)
多分あれですね、冒頭3A抜けで混乱してしまったのでしょうね。ザヤックじゃなくて普通にコンボ4つ跳んでます。
コンテはロシア杯がよかったんでしたっけ。SPも良いプログラムだったのに、今回は全体的に精彩を欠いてしまって残念でした……。
こことは関係ない遠いところにあるブログで「選手は精密機械でなければならないのか、演技中にチマチマと頭の混乱するような計算をしなければならないのか、ザヤック&コンボの規定は選手を縛り付けている」みたいな文章を偶然見かけたのですが、まあでも規定しなければ全部コンボつけてOKとかになっちゃいますもんね。ルール上仕方ない部分だと思います。うまくリカバリする人は本当に冷静にやってますしねー。
まあ、コンテのFS滑走順は12番で、20番の織田選手まではまだ間があったので、ツイッターで「彼とオダはいい友達になれるよ」みたいな海外の方のツイートとか回ってきても「ちょwやめろよww」と笑っていられたのです。
いられたのですよ。
◆お前のノーカンを数えろ・織田選手篇
ノーカン回数記録でPBを更新するとともに、1プログラム内でのノーカン最速記録も樹立。
演技後の様子を見るかぎり、本人はそれなりにいい演技をした感触があったのでしょうが、その分キスクラで落胆する様子が切ないです。
切ないですが、まあ、もう本当、そういうの通り越して伝説の域入ってますよね。だって3A-2Tにして加点1ついてたら銅メダルだったとかマジでもう……(´;ω;`)
すばらしい能力を持っている選手なのに、なぜこんなにワールドに縁がないのでしょう。ここで効いてくる明智の呪い!?
しかもその3A-3Tがまた綺麗なんだ……涙でかすんで見えないぜ……
どうすれば彼のザヤックルール違反を阻止できるか、というのは前から語られている定番のネタですが、実際どうすればいいんですか。コンボは全部2Tとか決めなきゃいけないんですか。それとも「コンボ終了」横断幕の出番ですか。
ニコニコ動画にて、タグ「織田信成ザヤ・コンボ違反シリーズ」を含む動画の検索結果
登録数:11件 ←やめたげてよぉ!
◆Pさん
ついに世界王者になりましたね。ああ、いや、まだ二十歳の彼に「ついに」と言っていいのか分かりませんが、でも09年、10年と2年連続銀メダルでしたから、やっぱり「ついに」ですかね。
ナショナルほどではなかったと思いますが、それでも突然の延期にも調子を崩さず、シーズンを振り返ってみれば、スケートカナダからこのワールドへ向けて、どんどん調子を上げていけたのではないかと思います。
以前も言ったことがあると思いますが、SPが好きです。なんか楽しそうに見えて素敵。
FSでは2本のクワドも成功させ、懸案事項だった(苦笑)3Aも降りて、本人も嬉しそうでよかったです。結局、どんな能力のある選手でも、それをここ一番の状況で出せるかっていうのは大事ですよね。
その点数の高さにたびたび不満も囁かれていた彼ですが、やっぱり高い点数には理由がある。今回の演技は完璧に近かったと思います。現状、男子選手が一試合で出せる得点は、このあたりでカンストしているのではないかな。
何故あんなにステップは爆走なんだろう。複雑なステップを複雑に見せず、風を切って駆け抜ける。すばらしいです。
しかし、このシーズンは彼にとって色々と大変だったのではないでしょうか。勝って当然みたいなポジションは、相当なプレッシャーを伴ったのではないでしょうか。
でも、このワールドの金メダルはひとつの通過点で、おそらく大きな目標は、ソチで真ん中に立つこと。
それを考えると、今回無双状態だった彼も決して安心はできないと思います。もう彼は追われる立場になってしまいましたし、今回のがっちゃん銅メダルに象徴される若手の躍進もありますし。
三年後のことなんて分からないですけどね。一年一年邁進してほしいと思うだけです。優勝おめでとうございます。来シーズンはFSも新プロになると思うので楽しみです。
ところで、そんな無双Pさんの1シーズン全試合優勝を唯一阻んだのがベルネルだという事実は面白いと思います。もっていーけ最後に笑っちゃうーのはトマシュのはーず♪ナタリーがいーるかーらーでーす ←けーつろーん♪
◆小塚選手
SPでは3Aで手をついてしまうミスがありましたが、FSで圧巻の演技をして、6位から大逆転の銀メダルとなりました。
あの怖い流れのあとに、すばらしい演技をしてくれました。FSの4Tは今までで一番綺麗に降りられたのではないでしょうか。
予選の時点でかなりの高得点を叩き出していて話題になっていましたが、予選出場の疲れを感じさせない演技でしたね。
今季の小塚選手は華というか風格というか、今まで足りないといわれていたものを備えてきているように思います。本人がガッツポーズしている向こうでコーチがガッツポーズしている図は心が温まりました。
なんとTESはPさんより高いんですねΣ(゚ω゚)!! 基礎点はPさんの方が上なんですが、GOEが結構違いました。
しかし何なんでしょうかこの安定感。何か今季の小塚選手は、失敗する気がしませんでしたね。
個人的には彼が今季模索していた新しいものというのが結構好みなので、また来季も面白いものが見たいなと思います。
来季も余裕で3枠ゲットした日本勢ですが、3枠ってぶっちゃけ今の日本にとっては少ないですよねぇ(´・ω・`)
カナダは2枠になってしまいましたが、他のブログでロゴジンくんがシニア来たら~という文章を読んで、ああそうかケヴィンはあの3A怪物(失礼)と戦って勝たなきゃいけないのかーと思いました。うーん。
◆その他ちょっと
・ナンソンがちょっと残念な結果に。もうちょっとできる子だと思うのですがー。
四大陸ではうー君→関くん→ナンソンの順位だったのにナンソンがワールドに出たところを見ると、中国連盟は若手推しのようですね。
でもまだシニア一年目ですし、あせらず頑張ってほしいです。いい時のジャンプはダイナミックで好きです!
・ミハル復活!
2クワドいっちゃいましたね~。4Tしか見てなかったので、あとで聞いてびっくりでした。
疲れが出たのか後半で転倒してしまいましたが、随分と攻めに出ましたね。ユーロではFSで崩れてしまってすごく悲しそうにしていましたが、怪我から復活してワールドで去年と同じ順位を残せたのはすごいと思います。
・ハビ君も2クワドでしたね!
なななんと、TESがメダリスト3人に次ぐ4位なのです。ちょっとー若手アグレッシブで怖いわあー。
四回転論争が一転して、四回転戦国時代みたいな大会になりましたね。
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ちょっともうとりあえずこんな感じでいいですか。時間かけすぎてこれでいいのかどうかも分かりません。
え?今日は2日?ああ、まだワールドから一日しか経ってないですね(逃避)
男子は全体的にうわあああというか予想外のことが多くて、体力を使いましたねー。もっと素敵な選手たくさん見たかったです。ストリーミングできた日とできなかった日があって(友人に感謝)、地上波とストリーミング同時に見ようとしててんやわんやでしたw目がふたつ欲しい(あるけど)。
この文章、一週間くらいかけて書きました。5月はバイトが大変だったので。6月はもうちょっとマシだといいな……w
6月中にすべての雑感を書き終えて、そのあと好きプロ語りをしたい……と言いたいのですが、言うとフラグになってしまうのでやめときます!
ここまでお付き合いくださった皆様、本当なんかすみませんでした。すべての選手を愛しています。それだけは伝わっているといいなと思います。
次は女子篇、サブタイトルは「彼女の世界」になる予定です。ではまた。
ワールドを見て浮かんだ色んな感情をむりやり、とにかくぎゅうぎゅうに圧縮して詰め込んであります。渾身の誰得文章。
サブタイトルをつけるなら、「右手と笑顔」。それってなぁに?
◆ケヴィン
よく出場してくれました。
結局、怪我の影響もあってかクワドは成功させられず。
本人もSPで4T回避していましたし、演技後の表情を見ると今回はもう仕方ないと思っていたのかもしれませんが、それでもフリーのキスクラでの無表情は痛々しかったです。
今回クワドを成功させた選手がたくさんいて、ミハルとナンデスくんが2種クワドを成功させて、なのに「K Quad」はクワドを跳べなかった。
でも、個人的には、それでケヴィンの存在価値が揺らぐような、そんなことはないと思うんです。
もちろん、自分に並ぶジャンプ構成の選手が出てきたことに対して、本人もプレッシャーを感じているかもしれないけど。
あの、なんて言えばいいかわからないんですが、勘違いだったら恥ずかしいんですが、今回フリーを見ていて、ジャンプ以外の一挙一動、たとえば腕の一振りとか、そういうのをすごく大切にしているなって、そんな印象を受けたんです。ジャンプの天才が、フィギュアはジャンプだけじゃないということを教えてくれた、そんな気がするんです。
ケヴィンは「ジャンプを跳ぶ人」ではなく、彼にしかない個性を持った一人のスケーターであり、そしてわたしの中で彼はいまだにクワドキングなのです。誰が何を跳ぼうと、それは揺るがないのです。
まず怪我を治して。
そして、素敵なプログラムを携えて。
また来季、ぎゅるぎゅる回って降りて「にぃーっ」て笑う彼が見たいです。
FSの演技後にガッツポーズする彼が、何かが「噛み合った」彼が、来季こそ見られる。来季こそ、世界は彼を無視できなくなる。そう信じながら、まだまだ応援していきます。カナダ選手権の後、「みえない星」という記事を書いたあのときから、わたしは星のみえる日がくるのを、ずっと待っているのです。
◆べるねる
今季の調子からしたら、この順位は残念なのかもしれませんが。
でも、クワド失敗しても大崩れせずに(?)そこそこまとめるベルネルが見られてよかったと各所で言われていましたね。そう考えると、割と前向きな終わり方と見ていいのでしょうか。
MJメドレーの最後、ChStのあとに「アーォ♪」のところで右手を突き出す動き、わたしはあの振りが大好きです。右手と笑顔。あの笑顔が見られると、なんだか嬉しくなるんです。ぱぁっと何かが吹っ切れるような、そんな笑顔だと思います。
今季のプログラムはどちらも彼をイケメンに見せてくれて大好きです。二度も見られて僥倖でした。中国杯での人気独占表彰式は忘れられませんw
彼ほどの能力の持ち主が表彰台に上がれないのはもったいないですよね。あのバンクーバーの後に「世界は今でもバラ色」と言っていたくらいですから、来季も前向きに頑張ってくれると信じています。来季の使用曲はもう発表されていたんでしたっけ。楽しみにしてます♪
◆アモくん
ユーロ王者として臨んだ今回のワールド、おそらく結果的にはかなりいい形で、なかなかの成績と強烈なインパクトとともに、その名を世界中に知らしめることに成功したのではないでしょうか。
いや、あのヴォーカル入り音源ねw
演技直後から世界中で議論が飛び交ってましたが、結局あれ、本人の意思ということでいいんですよね。日本へのプレゼントとか何とか言ってましたけど
うーん、でも、まあ減点も批判も覚悟だったのでしょうけど。実際に批判もあったのでしょうけど、それも分かりますけど、ごく個人的には、いいと思うんです。
確かに、結果的に減点されなかったとはいえ、フランスの3枠獲得も微妙なところでしたし、勝ちに行かない、ルールを破りに行くのは決して褒められることじゃないとは思います。
でも、彼はあえて、ルールを破りに行った。それはどういうことか。
アモくんは地震のあったとき、日本にいたんですよね。そしておそらく何かを感じて、その何かを、スケートの中で伝えたいと思った。
その結果が減点覚悟のヴォーカル入りならば、その意気や良しと、苦笑しつつ受け止めたいと思うんです。いや、いささか斜め上感は拭えませんが……w
きっと彼は本当に本当にエンターテイナー気質なのでしょうね。たくさんの選手がいる中、ひとりくらいそんなお茶目な選手がいてもいいじゃないかと、わたしは思います。実際いい演技したわけですしね。
よくモロゾフコーチが許したなというのも思ったんですが、コーチ的には……炎上マーケティングというと言い方が悪いですが、でもソチへ向けて、バンクーバー後の最初のシーズンに、まず世界に存在をアピールする、その一環という考えもあったのかもしれませんね。
ともかく、面白い演技をありがとう、熱いハートをありがとうと言いたいですね(´▽`*)
踊るのはいいけどもう少し滑れと言われていたこのプログラム、もうMJメドレーを滑るために生まれてきたのではないかと思うくらい彼にお似合いでしたが、きっとソチで上を目指すならば、この方向性一択じゃいけないはず。
新しい方向性のアモくんにも期待しています!
◆ジュベール
わたしがアモのヴォーカル音源よりも分からないこと、それはジュベールが何故SPにトリプルリップを入れたのかということ。しかも男は黙ってリカバリ無し。
結果的に表彰台記録は途切れてしまいましたが、でもわたしは少し思うのです。ジュベールは順位ではない何かを得ることができたのではないかと。
ユーロに続きワールドでも、FS「第九」の最後で、やりきった表情のジュベールが見られて、すごく嬉しかったです。ちょっと最後時間余ってグダグダでしたが(もうちょっと時間かけてスピン回ってくださっても宜しかったのですよ……)、それはご愛敬。
このプログラムも大好きになりました。「歓喜の歌」。2クワドは片方抜けて3Tになってしまったし、スピンも相変わらずジュベってしまったけれど、でもジュベールのあの満足げな笑顔には、成績以上の価値がある。
右手と笑顔。満ち足りた表情で終えた演技。
去年の世界選手権で見せた絶叫とは違った、やわらかい笑顔。
それは、またひとつ苦難を乗り越えたジュベールの、穏やかにすら見えるひとつの答えだったと思うのです。
「自分がまだ強いことを」、今回も見せてくれた勇者。まだまだ行けるでしょう。彼は終わコンなんかじゃ、ないでしょう。
これからも、また色々、つらいかもしれないけれど。
でも来年、ニースワールドの舞台で最高の笑顔が見られると、わたしは信じています。
信じているのだけれど……その衣装は何ですかジュベールさん。それ多分あなたの顔色を一番悪く見せる色だよ。なぁにこの繊細なレース使い。
◆瑞典勢
わしはこんなもの見とうなかった(´;ω;`)ブワッ
マヨくんもシュルタイスもなぜそうなってしまった……!!
マヨくんはまだ具体的にどうミスったか言及もできるけど(しかし予選ではあんなに良かったのに)、シュルタイスからはもうどこがミスとかじゃなく痛々しさしか感じなかった。生気を感じなかった。スピンとステップ全滅てあなた、ジュベってる場合じゃないっすよ。
ちょっと見ていられないくらいの痛々しさが今季のシュルタイスから漂っていたのが気になります。儚げなのは外見だけにしてくれ。
でも、シュルタイス公式のメッセージを読んで、短いメッセージだったけれど、本人は一応前を向いているのかなと思って少し安心しました。
彼がなりたいと思うスケーターに、引退までになれるか分からないけれど、この苦しかったであろうシーズンが、何かの糧になりますように。
◆経営者
良かったと思います。彼の細かい動きのかわいらしさが好きです^^*
多分、彼のやろうとしているものと、わたしが演技を見て受け取っているものは、同じとまではいかなくても、かなり近いと思うんですよね。伝わってる、と思うんです。それってすごいことだと思いませんか?
クワドもそこそこ決められて、最後……の演技としては、決して悪くなかったと思いました。ただ、FSは何であんなに音に遅れまくってたんでしょうね。流石にちょっとヒヤヒヤしました(決めポーズがちゃんと決まるか的な意味で)。
右手と笑顔。SPの最後、びしっと敬礼を決めて(何か保安官に見える。空港とかにいそう)、そんないい笑顔を残して、彼は去っていく。
引退選手については別で記事にする予定です。
◆ドーンブッシュくん
JGPFのとき「りっちゃん」って呼んでごめんなさいドーンブッシュ様。
世界ジュニアすら出たことのない19歳のシニアデビュー初戦としては、十分に鮮烈だったと思います。なんだいこの強心臓は!
目立ったミスはサルコウがダブったくらいですか。加点のガッツリ付く3A-3Tは本当に強みになりますねえ。
堂々の演技で、アメリカ勢3人の中で唯一TOP10入りを果たしました。いやいや。自力で来季GPS2枠ゲットしちゃってますよこの子!
あ、イケメンなのに顔芸を惜しまないあたりも個人的にグッドです。19歳にして安定感が半端じゃないです。さらに全米で跳ぶつもりだったというクワドを実戦投入できるようになったらと思うと……アメリカのワールド枠争いが今から心配です。そりゃリッポンも4Lz習得するしかないわ。
◆ロスマ
カメラワークぅぉぉ……!!!
もっとこう、彼の気障ったらしさを強調するカメラワークを頼む。
いや、こちらもかなりいい演技をしたのではないでしょうか。ドーンブッシュくんと比べてどうとかいう話ではなく、シニア一年目でワールド11位、十分健闘したんじゃないでしょうか。
と思って今プロトコル見たらCiSt1でズコーΣ(´゚ω゚`)興醒めー!興醒めー!
ま、もちろんアメリカは3枠を失ってしまって、来年以降自分の首を絞めてしまうことになったのかもしれませんが、でも全員がそれなりのベストを尽くせたとも思うので、結構嬉しかったです。
この路線いいと思うよロスマくん。来年もワールド出られるように頑張ってほしいです。あとクワド跳びたーいみたいな発言を目にした……気がするので、そちらも期待。アメリカ若手はアグレッシブですね。
ちなみに、わたしの知っている範囲で自分と一番生年月日が近いのが彼です。ほぼ同い年。大人っぽいね(婉曲表現)。
◆がっちゃん
以前わたしはガチくんのことを「ライオンの子」と形容しましたが、まさか半年もたたない内に、本当にライオンになるとは思ってもみませんでした。
初ワールドでドカンと銅メダリスト!!!! かーっこいい!
確かSPで4-3成功させたのPさんとガチくんだけじゃなかったっけ。わーすごい。何故そんな跳べる。何があった。コーチに吊り上げられた成果なのか。
地元開催の重圧に負けず、ロシアの枠も増やせて大満足ですね。
当たり前のことを言うようですが、今の段階のガチくんはベストじゃないと思うんです。日本勢のトラブルもありましたし、運がよかったという側面もあります。それに本人だってまだまだ若いですし、ここからもっと伸びると思うんです。それを思うとまたワクワクしますね。Pさんも油断してられませんよ!
演技の感想とか言いたいんですが、「音に遅れチャリーンなんとかしてくれ」とか「無表情で大口開けて演技するの何故」とか、そんなことしか浮かびません(ごめんなさい)。あの顔は「飄々とした変顔」と命名させていただきました。これを個性としてやっていってもいいと思うよ。口閉じてるとかっこいいのにね。
自分はプルシェンコのコピーではなくガチンスキーだと何かのインタビューで言っていたそうですが、来季また、プルシェンコとはちがったがっちゃんの飄々とした変顔が見られるのを楽しみにしています。
あと髪ストレート格好よすぎて超びっくりした。本当びっくりした。
◆高橋選手
やはり延期の影響もあってか、決してベストな状態ではなかったのだろうと思います。SPでも小さなミスをしていましたね。
FSは確か地上波で見ていて、何か異変があったことにはすぐ気付いたのですが、最初は怪我かと思いました。
でも、今までスケートを見ていて、靴のエッジを留めるビスの存在なんて考えたこともありませんでした。よりによってここで、というのは、誰もが思ったことかもしれませんが、本当に残念ですね。
急いで締めなおしたところで、もちろん万全の状態からは程遠く、転倒もしてしまいましたし、演技後に本人も落ち込んでいて痛々しかったです。
以前から引退をささやかれていた高橋選手、この結果を受けて初めて、未来を口にしましたね。
今の時点でもスケート選手の中ではわりと高齢な部類に入る高橋選手が、出られるか分からないけど、もっと悪くなってしまうかもしれないけど、きれいに終われないかもしれないけど、それでもソチを目指すと。
確かに、すごくかっこわるいですよね。
昨年のワールド優勝で引退していたら、多分すごくきれいでしたよね。それでもよかったはずですよね。
でも、かっこわるいのって、すごくカッコイイと思うんです。
形振り構わず、と言えばいいのでしょうか。かっこわるくても、それでもどうしても叶えたいものに向かって、がむしゃらにあがくこと。そういうのって、最高に人の心を打つかっこわるさだと思います。
今やフィギュア大国となった日本で、あと三年間、彼が戦っていくのは、おそらくかなり難しいことだと思いますし、成績や演技内容が今より悪くなることも、きっとあるでしょう。
でも、また来季も彼のスケートを見ることができる。彼の世界を見ることができる。それは単純に、とても嬉しいです。
膝の手術も無事終えたようですし、これからも頑張ってほしいですね。
そして何年後かわからないけれど、引退のときは、ぜひ笑顔で。
で、その髪型なんなの(o・ω・o)?
◆お前のノーカンを数えろ・コンテ篇
わたしがコンテのコンボ違反に気付いたのはコンテのFSを中国杯で見ていたからで、確か4分を過ぎてからの終盤に、単独トリプルと3-3の2つのジャンプが入っていた記憶があって、それで珍しい構成だなーと思って印象に残っていたのですが、その2つのジャンプが両方ともコンボであれ?と。
とたんにツイッターがざわざわしはじめました。
プロトコルに燦然と輝く3T*-2Lo*(´゚ω゚`)
多分あれですね、冒頭3A抜けで混乱してしまったのでしょうね。ザヤックじゃなくて普通にコンボ4つ跳んでます。
コンテはロシア杯がよかったんでしたっけ。SPも良いプログラムだったのに、今回は全体的に精彩を欠いてしまって残念でした……。
こことは関係ない遠いところにあるブログで「選手は精密機械でなければならないのか、演技中にチマチマと頭の混乱するような計算をしなければならないのか、ザヤック&コンボの規定は選手を縛り付けている」みたいな文章を偶然見かけたのですが、まあでも規定しなければ全部コンボつけてOKとかになっちゃいますもんね。ルール上仕方ない部分だと思います。うまくリカバリする人は本当に冷静にやってますしねー。
まあ、コンテのFS滑走順は12番で、20番の織田選手まではまだ間があったので、ツイッターで「彼とオダはいい友達になれるよ」みたいな海外の方のツイートとか回ってきても「ちょwやめろよww」と笑っていられたのです。
いられたのですよ。
◆お前のノーカンを数えろ・織田選手篇
ノーカン回数記録でPBを更新するとともに、1プログラム内でのノーカン最速記録も樹立。
演技後の様子を見るかぎり、本人はそれなりにいい演技をした感触があったのでしょうが、その分キスクラで落胆する様子が切ないです。
切ないですが、まあ、もう本当、そういうの通り越して伝説の域入ってますよね。だって3A-2Tにして加点1ついてたら銅メダルだったとかマジでもう……(´;ω;`)
すばらしい能力を持っている選手なのに、なぜこんなにワールドに縁がないのでしょう。ここで効いてくる明智の呪い!?
しかもその3A-3Tがまた綺麗なんだ……涙でかすんで見えないぜ……
どうすれば彼のザヤックルール違反を阻止できるか、というのは前から語られている定番のネタですが、実際どうすればいいんですか。コンボは全部2Tとか決めなきゃいけないんですか。それとも「コンボ終了」横断幕の出番ですか。
ニコニコ動画にて、タグ「織田信成ザヤ・コンボ違反シリーズ」を含む動画の検索結果
登録数:11件 ←やめたげてよぉ!
◆Pさん
ついに世界王者になりましたね。ああ、いや、まだ二十歳の彼に「ついに」と言っていいのか分かりませんが、でも09年、10年と2年連続銀メダルでしたから、やっぱり「ついに」ですかね。
ナショナルほどではなかったと思いますが、それでも突然の延期にも調子を崩さず、シーズンを振り返ってみれば、スケートカナダからこのワールドへ向けて、どんどん調子を上げていけたのではないかと思います。
以前も言ったことがあると思いますが、SPが好きです。なんか楽しそうに見えて素敵。
FSでは2本のクワドも成功させ、懸案事項だった(苦笑)3Aも降りて、本人も嬉しそうでよかったです。結局、どんな能力のある選手でも、それをここ一番の状況で出せるかっていうのは大事ですよね。
その点数の高さにたびたび不満も囁かれていた彼ですが、やっぱり高い点数には理由がある。今回の演技は完璧に近かったと思います。現状、男子選手が一試合で出せる得点は、このあたりでカンストしているのではないかな。
何故あんなにステップは爆走なんだろう。複雑なステップを複雑に見せず、風を切って駆け抜ける。すばらしいです。
しかし、このシーズンは彼にとって色々と大変だったのではないでしょうか。勝って当然みたいなポジションは、相当なプレッシャーを伴ったのではないでしょうか。
でも、このワールドの金メダルはひとつの通過点で、おそらく大きな目標は、ソチで真ん中に立つこと。
それを考えると、今回無双状態だった彼も決して安心はできないと思います。もう彼は追われる立場になってしまいましたし、今回のがっちゃん銅メダルに象徴される若手の躍進もありますし。
三年後のことなんて分からないですけどね。一年一年邁進してほしいと思うだけです。優勝おめでとうございます。来シーズンはFSも新プロになると思うので楽しみです。
ところで、そんな無双Pさんの1シーズン全試合優勝を唯一阻んだのがベルネルだという事実は面白いと思います。もっていーけ最後に笑っちゃうーのはトマシュのはーず♪ナタリーがいーるかーらーでーす ←けーつろーん♪
◆小塚選手
SPでは3Aで手をついてしまうミスがありましたが、FSで圧巻の演技をして、6位から大逆転の銀メダルとなりました。
あの怖い流れのあとに、すばらしい演技をしてくれました。FSの4Tは今までで一番綺麗に降りられたのではないでしょうか。
予選の時点でかなりの高得点を叩き出していて話題になっていましたが、予選出場の疲れを感じさせない演技でしたね。
今季の小塚選手は華というか風格というか、今まで足りないといわれていたものを備えてきているように思います。本人がガッツポーズしている向こうでコーチがガッツポーズしている図は心が温まりました。
なんとTESはPさんより高いんですねΣ(゚ω゚)!! 基礎点はPさんの方が上なんですが、GOEが結構違いました。
しかし何なんでしょうかこの安定感。何か今季の小塚選手は、失敗する気がしませんでしたね。
個人的には彼が今季模索していた新しいものというのが結構好みなので、また来季も面白いものが見たいなと思います。
来季も余裕で3枠ゲットした日本勢ですが、3枠ってぶっちゃけ今の日本にとっては少ないですよねぇ(´・ω・`)
カナダは2枠になってしまいましたが、他のブログでロゴジンくんがシニア来たら~という文章を読んで、ああそうかケヴィンはあの3A怪物(失礼)と戦って勝たなきゃいけないのかーと思いました。うーん。
◆その他ちょっと
・ナンソンがちょっと残念な結果に。もうちょっとできる子だと思うのですがー。
四大陸ではうー君→関くん→ナンソンの順位だったのにナンソンがワールドに出たところを見ると、中国連盟は若手推しのようですね。
でもまだシニア一年目ですし、あせらず頑張ってほしいです。いい時のジャンプはダイナミックで好きです!
・ミハル復活!
2クワドいっちゃいましたね~。4Tしか見てなかったので、あとで聞いてびっくりでした。
疲れが出たのか後半で転倒してしまいましたが、随分と攻めに出ましたね。ユーロではFSで崩れてしまってすごく悲しそうにしていましたが、怪我から復活してワールドで去年と同じ順位を残せたのはすごいと思います。
・ハビ君も2クワドでしたね!
なななんと、TESがメダリスト3人に次ぐ4位なのです。ちょっとー若手アグレッシブで怖いわあー。
四回転論争が一転して、四回転戦国時代みたいな大会になりましたね。
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ちょっともうとりあえずこんな感じでいいですか。時間かけすぎてこれでいいのかどうかも分かりません。
え?今日は2日?ああ、まだワールドから一日しか経ってないですね(逃避)
男子は全体的にうわあああというか予想外のことが多くて、体力を使いましたねー。もっと素敵な選手たくさん見たかったです。ストリーミングできた日とできなかった日があって(友人に感謝)、地上波とストリーミング同時に見ようとしててんやわんやでしたw目がふたつ欲しい(あるけど)。
この文章、一週間くらいかけて書きました。5月はバイトが大変だったので。6月はもうちょっとマシだといいな……w
6月中にすべての雑感を書き終えて、そのあと好きプロ語りをしたい……と言いたいのですが、言うとフラグになってしまうのでやめときます!
ここまでお付き合いくださった皆様、本当なんかすみませんでした。すべての選手を愛しています。それだけは伝わっているといいなと思います。
次は女子篇、サブタイトルは「彼女の世界」になる予定です。ではまた。
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