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留学生活、続行。そんなスケオタブログ。
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現状報告もかねて何か書かなきゃと思っていたので、唯一の取り柄である中国語に関係あることをします。

今回の震災、わたしは東京なので被災していませんが、ニュースで被災地の情報を知るにつれ本当にどうしたらいいのか、なんとなくそわそわというか、重苦しい気持ちで毎日を送っています。
一人でも多くの方が助かるよう祈りながら、本当この休学ニートなんて祈るくらいしかできないですけど、それでも東京からできる範囲のことをしていきたいと思っています。

で、母から紹介された動画が、もうYouTubeに上がっていました。

中国の方が作った今回の震災の応援歌です。
今から訳します。
いつものクオリティです、詩的な訳はできないです。
中国語のすごい人、あまりにもかけ離れたところがあったら訂正お願いします。

大爱无疆(愛に境界はない)

作曲:大橋卓弥  作詞:小珂
編曲/歌唱/動画製作:声琴相拥
公開:歪歌公社


那是一场邻国百年不遇的灾难啊
有人默默祈祷牵挂
也有人笑哈哈
也许有人永远都不能再开口说话
也许有人再没有家
人活着容易吗
地震海啸狂风暴雨 灾民缺井然有序
抗震能力差在哪里 我们都应该学习
家园变成奔流的江河
我们身上也曾发生过
那样的悲痛的心情 我们都清楚的记得
那些瞬间失去的生命
还没来得及说声道别
就匆匆地离开自己的亲人
回忆过去汶川玉树 多少离合悲欢
世界各地伸出救援 我们看见蓝天
一方有难八方支援 苦难人不孤单
邻邦也曾把我救援 啊把苦来分担
有情有义中国人啊 清不要漠视灾难
不管日本还是云南 我们都一样祈愿
大爱无疆我们齐祝福 管他苍老师还是猫叔
就算那风雨再大 会有人和你同船渡
天灾无情人类不服输
天下一家四海皆亲属
伸出我们的手不愧中华民族

それは隣国にこの百年なかったような災難だった
ある人は静かに祈り、心配し
ある人は愉快そうに笑う(*1)
またある人は永遠に喋ることができなくなり
またある人は家を失った
人の生きていることは簡単なことだろうか
地震、津波、暴風雨 しかし被災者は秩序を守っている
この地震への対処能力の差はどこにあるのだろう 私たちも見習うべきだ
家が奔流に消える
そんなことがかつての私たちにもあった
あのような悲痛な気持ちを 私たちははっきり覚えている
そのとき失われた生命は
まだお別れも言えていないのに
あっというまに身内から離れていってしまった
汶川のユーカリ(*2)を思い出して さまざまな思いが巡る
世界各地が救援の手を伸ばす 私たちには青空が見える(*3)
一方に災難があれば八方が支援する 苦しむ者は孤独ではない
隣人もかつて私を助けてくれて 苦しみを分け合えた
情と義のある中国人ならば この災難を無視などしないで
日本だろうが雲南(*4)だろうが 私たちは同じように祈る
愛に境界はない、一緒に祈ろう 老人だろうが猫だろうが(*5)
もし雨や風がもっと強くなっても あなたと同じ船に乗る人がいる
天災は無情だけれど、人類は負けたりしない
天下は家族であり、世界中が親類である
中華民族の名に恥じぬよう、私たちも手を差し伸べよう


天灾无情 无关国界   国の隔てなく天災は無情
为生者祈祷 为逝者致哀   生者に祈りを、死者に哀悼を(*6)


--------------------
*1 動画によると、中国侵略やら靖国がどうのっていう感じで日本をあざ笑う人たちがいることを示しているようです。
*2 2008年5月の四川・汶川大地震のこと。
*3 同じ空を見ている的なニュアンスで脳内補完すると自然になるかも。
*4 2011年3月10日に雲南省で起きた地震のこと。
*5 ここだけちょっと意味分からなかったんで後日訂正入れます。
*6 動画の最後に出る文です。

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続きからあんまり関係ないこと言ってる。

謎の歌唱力。
わたしはYoukuにアップされた動画を見ながら訳していましたが、動画についているコメントにも色々ありました。
多分、すごく極端に言うと「ざまぁwww」みたいな。
それはそうでしょうね。だって中国に起きた災害を「ざまぁwww」って笑う日本人だっていたと思うし。歌の冒頭にもありますし。
でも、やっぱり賛同コメントみたいなのが多くて、わたしは残念ながら中国人の友人っていないんですけど(留学1年半にして衝撃の発言)、そうじゃなくて、一般的な中国人はこういうことを思ってるんですよ。
もちろん全員じゃないんですけど、中国語には「一衣帯水」……帯のような細い川を隔てた程度の近しい距離、っていう言い方があって、これは主に日本に対して使われる、親しみを込めた言葉なんです。
わりと多い一定数の人が、領土問題も歴史も関係なく、なんとなく日本に好感を抱いてることを、わたしは感覚的に知っているんです。
もうね、中国に対してすっごい偏見を抱いてる人の頭の中には、どんな中国人が住んでるのかなって思うんです。何と戦ってるのかと。

中国が史上初めて救援隊を日本に派遣したそうですね。
それを「要らない、侵略しに来んな、帰れ」「どうせ対価として領土を要求するんだろ?」って言ってる日本人も、やっぱり多少いるみたいです。
何度かブログに書こうとして断念していたんですが、普通の中国人を知っているわたしは、こういうのがすごくもどかしい。ずっとずっとずーっと前から、もどかしい。
政治的なものや歴史的な問題はともかく、日本の一般人と中国の一般人がこころを通わせることはすごく簡単だと、わたしは思っているのに。
なのに、この救援隊すらも悪意と受け取る人がいる。
そりゃ世界平和なんて実現できないよなぁ、と思うわけです。

すいません、ちょっと迷走してる。
わたしは全ての中国人を全肯定してるわけじゃないですよ。中国にもめんどくさいものたくさんある。
ただ、中国の救援隊も、中国人の気持ちも、中国人の申し出で開設された口座に振り込まれる義援金も、ありがたく受け取りたいね、と、それだけです!
少しでも早く被災地が復興することを、中国人も日本人も、どっちでもあるわたしも、祈っています。

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無題
おひさしぶりです。
猫さんの具合はいかがですか?
また、震災の影響もいろいろ出ていませんか?
心配です。

私の住む所は震災の被害が全くないのですが、ペットボトルの水、カップめんが売り切れています。
とほほ・・・。

中国に興味を持っても、尖閣や嫌がらせのような圧力に脅威を感じる人は多いと思います。
私にもそういった気持がないわけではありません。
でも、佐野さんのブログで中国について知ると気分がほんわかしてきます。
もどかしさを、表してください。

中国救助隊のリーダーでしょうか、日本語が流暢で驚きました。
こういうところ、すごいです。
やじゅ 2011/03/26(Sat)10:47:12 編集
Re:
コメントありがとうございます!
私のところもカップ麺が売り切れてしまっていたり、牛乳は1本までみたいになっています。でも混乱もちょっとずつ回復してきているようですね。
中国に対する脅威というのは、もちろん誰にでもあると思います。私もそうですが、中国の悪い面だけではなく、いい面もできるだけ知っておきたいなとも思っています●^^●
佐野  【2011/03/28 01:58】
はじめまして
時々覗かせていただいておりました。
中国救援隊のことは正直私も嫌でした。だって、日本国内で彼らは信用されていません。なんであんなに犯罪者・窃盗団が多いのか理解できないので…。
お血筋上もどかしさを抱えておられ、それはお気の毒なのですが、そもそも向こうがイチャモンつけて脅迫してウソをまき散らすから信用できないんです。これって日本人の「理解が足りない」のでしょうか…?
なるべく必要以上の関わりを持たないのがお互いのためだと思っています。今は。
きなこ 2011/03/28(Mon)00:08:35 編集
Re:
はじめまして、コメントありがとうございます!
ご意見非常に納得できますf^^; 正直私も中国を好きとはいえないかも……。嫌いになれないみたいな。
でも、犯罪大国なこととか、日本に対してのひどさというのをよく知っているだけに、留学してから出会った一般人が普通に友好的なことが多くて「あれ?」と思ったりしました。
犯罪や治安はともかく(苦笑)、こういう普通の一般人の感情が反映される政府なら、もうちょっと日本との関係もましだったろうに……というもどかしさもあります。
きなこさんの考えは的確だと思いますよ。中国のイメージの悪さってほぼ自業自得ですよね……(-"-
だからこそ、いつかもっと関係改善できるようになるといいなぁと思っています☆
少なくとも今回の救援隊は別に犯罪窃盗しにきたわけではないので、私はそこは全然嫌とは思わないというか、切り離して考えています。
佐野  【2011/03/31 01:17】
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